2007年6月29日金曜日

運ばれる命

今日は、宮大工の小川三夫さんの講演ビデオを見ました。
去年、学校の60周年の記念講演があったそうです、感激。



小川さんは、ぼくの「会ってみたいけど実際に会ったら緊張して話せないだろうなベスト5」入る方です。



あれは今から10年ちょっと前、わたくしが社会人として何処に進むべきか悩んでいるときに、「木のいのち、木のこころ」という本を読んで、庭師の道に進んだのでした。



なぜ宮大工の話を読んで造園にいったのかは、、、また別のときに。



というわけで今日は、こないだの赤沢自然休養林での間伐体験でもらってきたヒノキを挽いてみました。
Nikulu 直径12~17センチの小径木ですが小口を見て驚きです。
最初の10年はのんびり育っていますがそのあとが細かい!
数えてみると70年以上、、、



かなり生き物として先輩でした。



かってに想像するに、はじめは燦燦と降りそそぐ太陽のしたヌクヌクと育つものの環境は激変、以後60年間じっとうす暗い斜面でじっと耐え忍ぶ、そしてある日、上松技術専門校の学生たちに切られ僕の元に。。。



これもまた運命ですね。



4 件のコメント:

  1. はじめ『肉』かと思った・・・。
    先輩に敬意を表して、いいモノつくってあげて下さいな。

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  2. ジロさん
    たしかに、肉っぽいですね、^^
    いいモノ作ります、、、いいモノ?
    ハイ、頑張ります。

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  3. ��0年って言ったら戦前!
    技専の学生さん達のなにげない木を切るという
    行動‥
    でもヒノキにしてみたら70年そこにずっといたわけですから一大事。
    そんな歴史を知ってしまうとどんな材料も
    無駄にはできませんね。

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  4. エスさん
    樹齢70年の木は他にもたくさんありますが、自分達の手で切り倒したとなると、とたんにリアルな歳月を感じます。
    何か特別な思いをこめたものとか作りたくなりますね。

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