2013年3月15日金曜日
イグサ縄が届く
帰ったら熊本からイグサ縄が届いていました。
φ8mm 130m、計算したら大きい椅子2脚と子供椅子2脚の座が編める量です。にもかかわらず前回買ったイグサの束より安い、、、?
小売りはあまりされない所だったようで、たった一巻送っていただいて恐縮です。
月末までに編み終えたいです。
2013年3月12日火曜日
生木の木工教室 2013/3/10
本日の木工教室は、木の器(手掘りと轆轤挽き)、椅子(スツールとラダーバックチェア)とそれぞれバリエーション豊かな1日でした。
教室初登場の蒸し曲げ!ラダーバックの後ろ足と背板を曲げました。
理想を言えばロケットストーブで削った木屑を使い、湯を沸かして蒸し曲げられるのが良いのですが、、今回は用意出来ず断念。いずれはと思っています。
そして、Nさん念願の足踏みろくろでの器挽き!お待たせしました。
喜びの模様をご自分のYoutubeにアップしていただきました。→こちら
初めてとしては、とてもうまく出来上がったのではないかと思います(^^)
私も含め、半数以上が花粉の影響で鼻をグズグズいわせながら、、
いろんな意味で春を感じる木工教室の1日でした。
2013年3月2日土曜日
美濃の白椅子
先週末、グリーンウッドワーク協会会員有志による椅子の試作が行われました。
前半の椅子作りの模様は、小野さんが協会ブログに書かれています。
プロローグ
組み立て
そしてここから後半の模様とその感想をわたくし加藤が書かせて頂きます。
-------------------------------------------------------------------
��日目は7割がた出来上がった椅子を組むところから始まりました。
角度のついた穴を12個あける所からスタートです。
同じ長さの前面に対し、絞られた後足に同じ角度で穴をあける、一見シンプルな穴のあけ方ですが、出来上がりはちょっと複雑な角度を持った形になります。微妙にひねりながら繋がっていく感じです。2Dの図面には起こせませんでしたが、やってみると意外と簡単(^^;実際に作ってみないとわかりません。
それを、4人がかりで組み立て!
今回、ホゾが若干きつめだったので、組立には苦労しました。もう少し緩めに作らないといけないという反省点でした。
でも、4人がかりで一つの椅子に取り組む姿は感動すら覚えます。
出来上がった椅子の枠に、座面を編んでいきます。今回は、イ草ロープを使いましたが、本場スペインではラッシュ(蒲の葉)を編みこみます。座編みの方法もいろいろあり勉強になります。
そして完成!見てください、このヨロコビの表情!!
皆さんの表情が、この椅子の素晴らしさを伝えているのではないかと思います。
注)一つの椅子に、みんなで座っています(^^)
午後3時には終わって全員で、できた椅子を眺めながらのティータイム。完成後の至福のひと時です。
��日間、約10人で2脚出来上がりました。実際の職人さんは。45分で1脚を削って組み立てたそうので、それにはとうてい及びませんでしたが、はじめてにしてはそこそこ早く仕上がったのではないかと思います。慣れれば、もうちょっと早く作れそうですので。
この椅子、「ゴッホの椅子」の通称で有名ですが、スペイン・ヨーロッパ辺りでは普通の木の椅子だったようです。普通の椅子だからこそゴッホが描き、それが後に日本で有名になった。数奇なものです。
��0年前、木工家の黒田辰秋さんがこの椅子の制作工程を目の当たりにした感激を雑誌「民藝」に寄稿されています、「スペインの白椅子」と。ポプラで作られたこの簡素な椅子の出来たては本当に白く美しかったに違いありません。今回、その感動の一端を味わえたことはとてもいい経験になりました。
かつて盛んに行われていた生木をつかった木工がなぜ現代では忘れ去られてしまったのか、それをを考えるのにも非常に良い課題です。さらに学び、この椅子をちゃんと作れるようになりたいと思います。
前半の椅子作りの模様は、小野さんが協会ブログに書かれています。
プロローグ
組み立て
そしてここから後半の模様とその感想をわたくし加藤が書かせて頂きます。
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��日目は7割がた出来上がった椅子を組むところから始まりました。
角度のついた穴を12個あける所からスタートです。
同じ長さの前面に対し、絞られた後足に同じ角度で穴をあける、一見シンプルな穴のあけ方ですが、出来上がりはちょっと複雑な角度を持った形になります。微妙にひねりながら繋がっていく感じです。2Dの図面には起こせませんでしたが、やってみると意外と簡単(^^;実際に作ってみないとわかりません。
それを、4人がかりで組み立て!
今回、ホゾが若干きつめだったので、組立には苦労しました。もう少し緩めに作らないといけないという反省点でした。
でも、4人がかりで一つの椅子に取り組む姿は感動すら覚えます。
出来上がった椅子の枠に、座面を編んでいきます。今回は、イ草ロープを使いましたが、本場スペインではラッシュ(蒲の葉)を編みこみます。座編みの方法もいろいろあり勉強になります。
そして完成!見てください、このヨロコビの表情!!
皆さんの表情が、この椅子の素晴らしさを伝えているのではないかと思います。
注)一つの椅子に、みんなで座っています(^^)
午後3時には終わって全員で、できた椅子を眺めながらのティータイム。完成後の至福のひと時です。
��日間、約10人で2脚出来上がりました。実際の職人さんは。45分で1脚を削って組み立てたそうので、それにはとうてい及びませんでしたが、はじめてにしてはそこそこ早く仕上がったのではないかと思います。慣れれば、もうちょっと早く作れそうですので。
この椅子、「ゴッホの椅子」の通称で有名ですが、スペイン・ヨーロッパ辺りでは普通の木の椅子だったようです。普通の椅子だからこそゴッホが描き、それが後に日本で有名になった。数奇なものです。
��0年前、木工家の黒田辰秋さんがこの椅子の制作工程を目の当たりにした感激を雑誌「民藝」に寄稿されています、「スペインの白椅子」と。ポプラで作られたこの簡素な椅子の出来たては本当に白く美しかったに違いありません。今回、その感動の一端を味わえたことはとてもいい経験になりました。
かつて盛んに行われていた生木をつかった木工がなぜ現代では忘れ去られてしまったのか、それをを考えるのにも非常に良い課題です。さらに学び、この椅子をちゃんと作れるようになりたいと思います。
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