うちは仏教なので、クリスマスにサンタクロースはやってきません。
そんな風に思っていましたが、先日病院のロビーに飾ってあるクリスマスツリーと嬉しそうに写真を撮っている親子を見てそんなことはどうでもよくなりました。
誰かが幸せになるなら、何教でも構わないのではないかと。
ヤオヨロズの神様で良いと思います。
というわけで、先日作った星を天辺にあしらった削り物のクリスマスツリーを作ってみました。
今年の我家のツリーです。
この枝のカールは生木でないと出ないんですよ!
さてサンタは来てくれるでしょうかね(^^)
2013年12月1日日曜日
2013年11月27日水曜日
星型木割刃 star splitter
2013年11月14日木曜日
雑誌
2013年11月2日土曜日
1/∞は限りなく0?
2013年10月24日木曜日
ゴッホの子ども椅子づくり終了
切る、割る、削る、穴をあけて差し込んで編む。木工の基本の加工で出来る椅子。
椅子の中の椅子の形、それに簡単な面取り施し、この椅子独特の雰囲気が出る。
いろんな意味で美しいと思う。
不思議なことに、大人や子ども、誰がやってもその人なりの美しさや愛らしさがニジミでる、、この椅子のスゴイところだと思います。
なぜ、そうなるのか、その魅力はなんなのか、、やっぱりまだわかりません。
なにはともあれ、楽しんで頂けてホッと一息。
好評につき、2014年3月15(土)16(日)に第2回目開催決定!
そして、すでに申し込みがあるそうで、(^^;
キャンセル待ちも受付中とのこと。
詳しくは、canna家具店までお問い合わせください。
2013年10月3日木曜日
葛藤の結果
2013年9月25日水曜日
生木の木工教室 20130922
4か月ぶりの教室風景ですが、木工教室は第2・4日曜にちゃんと開催しています!8月は夏休みでしたが(^^;
暑さも一段落、落ち着いた感じの教室となったので、私も制作、久しぶりの刳り物です。
お玉とカップ(生徒さんに教えてもらったNoggin、北欧で言うククサみたいなもの)を作ってみました。
がっちりした感じの二品に仕上がりました。
乾いたら、オイルを塗るか、漆を塗るか、、悩み中です。
実は先月、徳山村民俗資料収蔵庫という所に行ってきたのですが、真っ黒く艶やかに変化した木の器や道具を見ました。
材は楢か栗だと思いますが、木の持つタンニンと鉄分が反応して自然と黒くなったのでしょうか、とても雰囲気が良かったです。
今回作った、栗のお玉を無塗装で鉄の鍋なんかに使ったら良い色合いに熟成するのか、、、試してみるのも面白いかもしれません。
暑さも一段落、落ち着いた感じの教室となったので、私も制作、久しぶりの刳り物です。
お玉とカップ(生徒さんに教えてもらったNoggin、北欧で言うククサみたいなもの)を作ってみました。
がっちりした感じの二品に仕上がりました。
乾いたら、オイルを塗るか、漆を塗るか、、悩み中です。
実は先月、徳山村民俗資料収蔵庫という所に行ってきたのですが、真っ黒く艶やかに変化した木の器や道具を見ました。
材は楢か栗だと思いますが、木の持つタンニンと鉄分が反応して自然と黒くなったのでしょうか、とても雰囲気が良かったです。
今回作った、栗のお玉を無塗装で鉄の鍋なんかに使ったら良い色合いに熟成するのか、、、試してみるのも面白いかもしれません。
2013年9月17日火曜日
材料調達
昨日、台風でお天気下り坂のなか、今度の子ども椅子づくりに使う間伐材を入手するために岐阜まで出かけていきました。
せっかくなので、山仕事もお手伝いしたのですが、、「体が動かない。」かつて庭仕事をしていた時の軽やかな身のこなしはどこへ行ったのか、一つ一つの動作が重い、、、鈍ってますね~(^^;
どうにかこうにか、講座用のヒノキを頂いてきました。これで材料の確保は完了です。
今日、木口に乾燥を程よく防ぐ魔法の液体を塗って養生しました。
風通しの良い日陰におけば、半年ぐらいは大丈夫。涼しくなるのでカビる心配も少ないです。
こうして山から木を伐り出すと、木工も自然の恵みなんだと実感します。
店で板を買っちゃうと、つい忘れがちですが、、
たまには、山に出かけるのも大切ですね、、あと体を鍛えることも。
せっかくなので、山仕事もお手伝いしたのですが、、「体が動かない。」かつて庭仕事をしていた時の軽やかな身のこなしはどこへ行ったのか、一つ一つの動作が重い、、、鈍ってますね~(^^;
どうにかこうにか、講座用のヒノキを頂いてきました。これで材料の確保は完了です。
今日、木口に乾燥を程よく防ぐ魔法の液体を塗って養生しました。
風通しの良い日陰におけば、半年ぐらいは大丈夫。涼しくなるのでカビる心配も少ないです。
こうして山から木を伐り出すと、木工も自然の恵みなんだと実感します。
店で板を買っちゃうと、つい忘れがちですが、、
たまには、山に出かけるのも大切ですね、、あと体を鍛えることも。
2013年9月13日金曜日
過程を楽しみ過ぎる事
2013年9月3日火曜日
線を起こす
線が書ければ、作るのはそれなりに何とかなります。問題は素敵な線を描くのが難しい。
それが出来れば、いま話題の3Dプリンターで切ったり貼ったりする事も可能に!
しかし、絵が下手なもので、何とか近代テクノロジーの力でそれなりのものが出来ないかと試行錯誤しております。
まあ、痒いところに手が届かない。なかなか難しいです。
なんとなく、子ども椅子の千鳥模様を制作していました。
「kodomoisu.pdf」をダウンロード
何に使えるのでしょうか。。。
それが出来れば、いま話題の3Dプリンターで切ったり貼ったりする事も可能に!
しかし、絵が下手なもので、何とか近代テクノロジーの力でそれなりのものが出来ないかと試行錯誤しております。
まあ、痒いところに手が届かない。なかなか難しいです。
なんとなく、子ども椅子の千鳥模様を制作していました。
「kodomoisu.pdf」をダウンロード
何に使えるのでしょうか。。。
2013年8月30日金曜日
「子ども椅子」づくりのお知らせ
文字クリック→お知らせPDF開きます
家具店でグリーンウッドワークの制作体験講座をすることになりました。
10/12(土)20(日)の二日間かけて一脚、生木の丸太を割った状態から作ります。
8月に札幌芸術の森で行った「生木でつくるゴッホの椅子」の、子ども椅子バージョンです。今回使う木は、ヒノキの予定。
初めての人でも本格的な木工体験できます。高さ40cm程度の子ども椅子、下の写真は、先日試作した様子とその時に作った椅子です。
お子さん・お孫さんの最初の椅子として、また大人が座っても大丈夫ですから、玄関先や庭仕事の時に使う腰掛などにいかがでしょうか? ご応募お待ちしています。
問合せ、申込みはcanna家具店まで
名古屋市東区相生町14-1
tel/fax 052-933-6268
http://blogs.dion.ne.jp/canna/
この椅子づくりは、「子ども展」のイベントの一つです。
他にもいろんな企画をやっています。
そして、いくいくみしる参加企画でもあります。
2013年8月27日火曜日
ゴッホの椅子 札幌芸術の森ワークショップレポート
北海道から帰ってきて2週間、仕事が始まって1週間、やっと落ち着きを取り戻しつつあります。
札幌芸術の森での、「生木でつくるゴッホの椅子」のご報告をしたいと思います。
��今回のブログの写真は札幌のプロカメラマン・並木博夫さんに撮影していただいた写真を使用しました。
いろいろなご縁で、ゴッホの椅子と呼ばれるスペインの民藝椅子を作ることになった経緯、また調査していく段階で見つかった数々の発見、それはとてもスリリングなものでした。
その模様は森林文化アカデミーブログ、「ゴッホの椅子を追いかけて」、「ゴッホの椅子を追いかけて〜京都・美山へ」に詳しく書かれています。参照ください。
では、ワークショップのご報告です。
��長文です。一部熱く技術解説していますが、サラッとお読みください。)
冒頭、2時間ほどかけて岐阜県立森林文化アカデミー准教授 久津輪 雅 氏によるレクチャーが行われました。
話の主な内容は、日本の民藝運動の中でスペインの椅子が見いだされ、その製作現場を日本で初の木工芸分野の人間国宝 黒田辰秋氏が見に行った理由とは、です。
個人的な思いとしては、一脚の素朴なスペインの椅子を、一人のオランダ人画家が描き、時を経てそれを見つけた日本人が椅子を輸入し、後日また違う人が世界の裏側まで見に行く。一つのモノに宿った人を動かす力!そこに不思議と感動を覚えます。
そういったお話の後、いよいよ参加者10名による椅子づくりが始まりました。
こんかいの材料となる白樺、数週間前に準備していただいた生木です。岐阜・愛知の私達には馴染みの薄い木でしたが、北海道では至る所に生えています。話を聞くと、ほおっておいても自然に生えてくるとのこと。本物のゴッホの椅子は、ポプラから作られその材の白さから「白椅子」とも呼ばれていました。シラカバの材色も白く適度な柔らかさ、うってつけの材料でした。
この生木の丸太を割るところから制作スタートです。割った木材を、椅子の脚や背板、貫に削っていきます。
ほぼこの刃物、「銑」だけで仕上がりまで削り上げます。使う道具もシンプルです。
大まかに削った後、半年間に及ぶ試行錯誤の末に開発した計測治具 通称「緑の太貫(タヌキ)」を使用して、この椅子の特徴、丸穴に叩き込む角ホゾを成形します。この大きさが小さいと緩くなり、大きすぎると脚を割ってしまいます。このあたりの加減を見つけるのが大変でした。
ここまでで二日間、全体の部材を削りだして前半終了です。なかなかハードは二日間でした、、この後3日間のインターバルを置いて後半に続きました。
後半二日間は、比較的ゆったりとしたペースになり、穴あけ、組み立て、座編みと進みました。
この丸穴に角ばったホゾを入れる方法、これがかなりの温故知新なんです。
通常、現在の椅子づくりで丸穴にホゾを入れる場合は、ちょっときつめに作ります。木の硬さにより0.1mm刻みで太さを調整し穴よりも少しホゾを太く作ります、それを木殺し(金づちなどで叩いて木の繊維をつぶす)してから、接着剤を使用して組み立てます。接着剤の水分を吸って、木の繊維が膨らみより強い接合となる。スタンダードな木工の技法です。これも理にかなった方法です。
しかしこのゴッホの椅子は、丸に四角を叩き込む!一見乱暴な方法ですが、実はとても合理的。
程よい太さに削った四角いホゾは、木を割ることなく適度に潰れながら入っていきます。+1mmぐらいの誤差なら大丈夫。1ミリというと少なく感じるかもしれませんが、0.1ミリ単位で調整することを思えばかなりの許容範囲です。
適度に潰れているので、膨らもうとする木同士がしっかり密着し摩擦の力でしっかりします。接着剤が無くても大丈夫!素晴らしい人類の英知です。
他にも、四角いメリットはまだまだありますが、語りだすときりがないのでこの辺で(笑)
そのように組み立てた後、飾りで脚の天辺に面取りを施します。シンプルな面取りですが、これでぐっと雰囲気が出ます。
翌日、座編み。
本物は、ガマの葉をよりながら編んでいくのですが、それはさすがに難しいので、イグサを予め縄に編んだもの使用しました。これでしたら、初めての方でも2~3時間で編み終えることが出来ました。
根気のいる仕事ですが、徐々に椅子の形が見えてくるので作業もはかどります。
そして、、、無事全員完成することが出来ました!
参加者、スタッフ全員の表情が、その成果を物語っていると思います。とても充実した気持ちになれた瞬間でした、皆様お疲れ様でした。
このあと、この椅子たちが使われて40年後、中央に置かれたスペインの椅子のように味わい深いものになっていると嬉しいですね。
このゴッホの椅子づくり、これをスタートにいろんな所で広げていきたいと思っています。
もしかしたら、皆さんの近くで開催するかもしれません、その時はぜひご参加ください。
札幌芸術の森での、「生木でつくるゴッホの椅子」のご報告をしたいと思います。
��今回のブログの写真は札幌のプロカメラマン・並木博夫さんに撮影していただいた写真を使用しました。
いろいろなご縁で、ゴッホの椅子と呼ばれるスペインの民藝椅子を作ることになった経緯、また調査していく段階で見つかった数々の発見、それはとてもスリリングなものでした。
その模様は森林文化アカデミーブログ、「ゴッホの椅子を追いかけて」、「ゴッホの椅子を追いかけて〜京都・美山へ」に詳しく書かれています。参照ください。
では、ワークショップのご報告です。
��長文です。一部熱く技術解説していますが、サラッとお読みください。)
冒頭、2時間ほどかけて岐阜県立森林文化アカデミー准教授 久津輪 雅 氏によるレクチャーが行われました。
話の主な内容は、日本の民藝運動の中でスペインの椅子が見いだされ、その製作現場を日本で初の木工芸分野の人間国宝 黒田辰秋氏が見に行った理由とは、です。
個人的な思いとしては、一脚の素朴なスペインの椅子を、一人のオランダ人画家が描き、時を経てそれを見つけた日本人が椅子を輸入し、後日また違う人が世界の裏側まで見に行く。一つのモノに宿った人を動かす力!そこに不思議と感動を覚えます。
そういったお話の後、いよいよ参加者10名による椅子づくりが始まりました。
こんかいの材料となる白樺、数週間前に準備していただいた生木です。岐阜・愛知の私達には馴染みの薄い木でしたが、北海道では至る所に生えています。話を聞くと、ほおっておいても自然に生えてくるとのこと。本物のゴッホの椅子は、ポプラから作られその材の白さから「白椅子」とも呼ばれていました。シラカバの材色も白く適度な柔らかさ、うってつけの材料でした。
この生木の丸太を割るところから制作スタートです。割った木材を、椅子の脚や背板、貫に削っていきます。
ほぼこの刃物、「銑」だけで仕上がりまで削り上げます。使う道具もシンプルです。
大まかに削った後、半年間に及ぶ試行錯誤の末に開発した計測治具 通称「緑の太貫(タヌキ)」を使用して、この椅子の特徴、丸穴に叩き込む角ホゾを成形します。この大きさが小さいと緩くなり、大きすぎると脚を割ってしまいます。このあたりの加減を見つけるのが大変でした。
ここまでで二日間、全体の部材を削りだして前半終了です。なかなかハードは二日間でした、、この後3日間のインターバルを置いて後半に続きました。
後半二日間は、比較的ゆったりとしたペースになり、穴あけ、組み立て、座編みと進みました。
この丸穴に角ばったホゾを入れる方法、これがかなりの温故知新なんです。
通常、現在の椅子づくりで丸穴にホゾを入れる場合は、ちょっときつめに作ります。木の硬さにより0.1mm刻みで太さを調整し穴よりも少しホゾを太く作ります、それを木殺し(金づちなどで叩いて木の繊維をつぶす)してから、接着剤を使用して組み立てます。接着剤の水分を吸って、木の繊維が膨らみより強い接合となる。スタンダードな木工の技法です。これも理にかなった方法です。
しかしこのゴッホの椅子は、丸に四角を叩き込む!一見乱暴な方法ですが、実はとても合理的。
程よい太さに削った四角いホゾは、木を割ることなく適度に潰れながら入っていきます。+1mmぐらいの誤差なら大丈夫。1ミリというと少なく感じるかもしれませんが、0.1ミリ単位で調整することを思えばかなりの許容範囲です。
適度に潰れているので、膨らもうとする木同士がしっかり密着し摩擦の力でしっかりします。接着剤が無くても大丈夫!素晴らしい人類の英知です。
他にも、四角いメリットはまだまだありますが、語りだすときりがないのでこの辺で(笑)
そのように組み立てた後、飾りで脚の天辺に面取りを施します。シンプルな面取りですが、これでぐっと雰囲気が出ます。
翌日、座編み。
本物は、ガマの葉をよりながら編んでいくのですが、それはさすがに難しいので、イグサを予め縄に編んだもの使用しました。これでしたら、初めての方でも2~3時間で編み終えることが出来ました。
根気のいる仕事ですが、徐々に椅子の形が見えてくるので作業もはかどります。
そして、、、無事全員完成することが出来ました!
参加者、スタッフ全員の表情が、その成果を物語っていると思います。とても充実した気持ちになれた瞬間でした、皆様お疲れ様でした。
このあと、この椅子たちが使われて40年後、中央に置かれたスペインの椅子のように味わい深いものになっていると嬉しいですね。
このゴッホの椅子づくり、これをスタートにいろんな所で広げていきたいと思っています。
もしかしたら、皆さんの近くで開催するかもしれません、その時はぜひご参加ください。
2013年8月20日火曜日
削り犬 改良
先日の削り犬、関係各所からアドバイスをもらい、さらにさっそく使ってみるとイロイロと改良点が見つかりました。さっそく改良。
まず、「犬に見えない」。これは非常にマズイ、この道具の呼び名が変わってしまうこの問題を、上部に切り込みをいれ銑スタンドとすることで解決!個人的にはダックスフント風になったのではないかと自負しています。
また、口の取り付けを斜めにしたことで、ハサミ口の幅寸法をそんなに変えることなく踏み位置を前方にずらしながら、より犬らしい風貌にすることに成功(^^)v
ペダルも折りたたみ式にして高さ調節可能に、これで子どもから大人までふれあえるフレンドリーな削り犬に!
しかし、、収納が難しくなってしまいました(^^;
これが解決すれば、製品化でしょうか。。。
2013年8月17日土曜日
削り犬 試作
作るよう頼まれていた、削り馬(Shaving Horse)の小さいバージョン、ひと呼んで「削り犬」、試作品を作ってみました。
試しに子ども椅子のいちばん固定しづらい部材を作ってみると、、
上手いこと削れます!テコの原理で、支点と力点が削り馬より離れているので軽く踏んだだけで、しっかり固定できる。
押さえる頭の形状も小物向きかもしれません。
大好きな折りたたみ機構も搭載したので、コンパクトに収納できます(笑)
削り馬と比べても、1/3ぐらいの大きさでしょうか?もちろん、作りやすさも。
シッカリした作業台があれば、同時に4~6人作業できそうです。
硬い木を、ガツガツ削るのにはちょっと心もとないですが、今回使ったヒノキの生木なら余裕でした。
グリーンウッドワークの入門道具としての要望にもお応えできるかもしれません。
使い勝手を検証して、近々製品化したいと思います。
2013年8月15日木曜日
第1回ゴッホの椅子づくり講座、無事に終わりました。
昨年の11月に、「ゴッホの椅子って講座にしたら何日ぐらいでできるかな?」というメールで始まったゴッホの椅子づくりプロジェクト、その時に想像した以上に色んな意味で膨らみ、多くの方の協力で充実し実現しました。
ちょうど1週間前の今日、札幌芸術の森の体験講座で生木の白樺から4日間かけて10人10脚の椅子が形になりました。
僕は制作指導担当でしたので、タイトなスケジュールの中で全員が完成することができて、とてもホッとしました、みなさんに感謝です。
今回の北海道遠征、書きたいことたくさんありすぎて、ホントにどれを書いていいのかわかりません!
順番に並べると、100脚展、ゴッホの椅子づくり講座、木育、グリーンウッドワーク三昧、アイヌ文化、ハイレベルな工芸高校、なくなる大学とできるかもしれない大学、飲みながらの濃い木工の話、君の椅子、旭川と東川の木工見学、アルテピアッツァ美唄にモエレ沼、、などなど。
一度に吸収するにはあまりにたくさん過ぎて、言葉にするにはもう少し時間がかかりそうです(^^;
また追い追い書いていきたいと思います。
今週の始めに、暑~い名古屋に帰ってきてお土産配りとお盆の挨拶も一段落、次の準備にポツポツ取りかかります。
2013年6月27日木曜日
木の花
先日、ユーチューブで見つけた「木の花」
��Making Wooden Flowersで検索してみてください。)
なるほど、道具も工夫してあって面白い。
で、作ってみました。取り合えす手近にあった、栗と朴を銑で削り。
乾燥しているのでバリバリです(^^;)やはり生木のほうが綺麗にいきそう。
でもなんとなく30分ほどで形になりました。
工房に丁度いい生木加減のエゴノキが転がっています。粘りがあって、白くてキレイで、、この細工に向いてそう。
手を出しかけましたがやめました、、頼まれている物を作っている最中なので。そっちを先に作るべきです!
ハイ、心の声に耳を傾けてみました。
でも、いろいろ作れて楽しそうな予感です。
��Making Wooden Flowersで検索してみてください。)
なるほど、道具も工夫してあって面白い。
で、作ってみました。取り合えす手近にあった、栗と朴を銑で削り。
乾燥しているのでバリバリです(^^;)やはり生木のほうが綺麗にいきそう。
でもなんとなく30分ほどで形になりました。
工房に丁度いい生木加減のエゴノキが転がっています。粘りがあって、白くてキレイで、、この細工に向いてそう。
手を出しかけましたがやめました、、頼まれている物を作っている最中なので。そっちを先に作るべきです!
ハイ、心の声に耳を傾けてみました。
でも、いろいろ作れて楽しそうな予感です。
2013年6月15日土曜日
名称
2013年6月7日金曜日
2013年6月1日土曜日
ウインザーチェア
昨日から木工家ウィーク。http://woodworkers.jp/
名古屋の各所で木工関係のイベントが開催中です。
主なイベントは明日まで!
今日は、その中でウインザーチェア大全という本を購入させていただきました。
そこでのギャラリートークに、この本を書かれたお一人の島崎さんもいらしていて、家具を教える人がウインザーチェアのような古典を知らないのではダメではないか、との趣旨のお言葉を頂きました。耳と心が痛かったです。こっそり目を伏せました。
ウインザーチェアは作るの大変なんです。せっかく作った思い出の椅子?も我が家では、カバンの置き場になっています(笑)
なかなか主張の強い椅子なので、暮らしの中に合わせるのは難しいです。
しかし、名作と呼ばれる椅子を作った人や会社は必ずこの椅子を作ってきたそうです。
歴史的に、それぞれの樹種の持つ素材の特性(曲がりやすい、柔らかい等々)をうまく使いつつ大衆の要望に応え安価に製造されてきた、まさに木の椅子の基本なのかもしれません。
この椅子を今の日本の暮らしの中にストンと落とし込むとどうなるのでしょうか、もちろん自分が作るなら生木を使って。
避けては通れない道のようです。
名古屋の各所で木工関係のイベントが開催中です。
主なイベントは明日まで!
今日は、その中でウインザーチェア大全という本を購入させていただきました。
そこでのギャラリートークに、この本を書かれたお一人の島崎さんもいらしていて、家具を教える人がウインザーチェアのような古典を知らないのではダメではないか、との趣旨のお言葉を頂きました。耳と心が痛かったです。こっそり目を伏せました。
ウインザーチェアは作るの大変なんです。せっかく作った思い出の椅子?も我が家では、カバンの置き場になっています(笑)
なかなか主張の強い椅子なので、暮らしの中に合わせるのは難しいです。
しかし、名作と呼ばれる椅子を作った人や会社は必ずこの椅子を作ってきたそうです。
歴史的に、それぞれの樹種の持つ素材の特性(曲がりやすい、柔らかい等々)をうまく使いつつ大衆の要望に応え安価に製造されてきた、まさに木の椅子の基本なのかもしれません。
この椅子を今の日本の暮らしの中にストンと落とし込むとどうなるのでしょうか、もちろん自分が作るなら生木を使って。
避けては通れない道のようです。
2013年5月30日木曜日
バイブルが届く
2013年5月16日木曜日
生木の木工教室 20130512
2013年5月3日金曜日
青い鳥は、白い椅子?
先日作った2脚の子供椅子は、めでたく旅立ってしまったのであらためてウチ用に一脚作りました。4時間ほどで完成、今度はクリで作ってみました。作れば作るほどに何故もっと早くこの椅子に気づかなかったのかと思います。この椅子のことを知ったのはかなり前だと思うのですが、イッタイいつだったかは思い出せません。
上松技専に入る前、座編みを教わりに行った時にこの椅子の話をした覚えがあります、、ということは5年前には知っていたハズ。
そんなに長い間、放っておいたとは驚きです。「生木の木工」と言いながら実は目の前に用意された答えが見えてなかったのではないか!と反省です。
以前、生木の丸太から簡単に椅子を作れないかと言われたことがありましたが、まず貫を作り乾燥に1週間、そして組立、座編みで最低でも6日は必要だと当然のように思っていました。しかしどうでしょう、この椅子ならもっと早くできます、そして本物。普通に使えば数十年は使えます。
知らないというか、知っていると思い込んでいる自分が恥ずかしくなりましたが、今回、ふとしたきっかけでこの椅子を作ることになり、たくさんの人の協力のおかげでここまで作ることが出来ました。
それは、やはり5年前ではできなかったこと思うと、白椅子は青い鳥なのかもしれません。
この椅子で、生木でもちゃんと木工が出来るということを知ってもらえればと思います。
2013年4月27日土曜日
グァディスの椅子、その美しさの理由
今年に入って精力的に取り組んでいる、スペインの白椅子、通称ゴッホの椅子ですが、先週末グリーンウッドワーク協会会員さん向けに講座という形で二日間という時間の制約の中、「子供椅子」を作って頂きました。数名の方の座編みが残ってしまいましたが、ほぼ大体完成しました。後日グリーンウッドワーク協会ブログにて報告があるかと思います。
いろんなご意見がありますが、個人的には生木の丸太から二日間で美しい椅子が作られるということは時間的にも技術的にも素晴らいことだと思います。
その講座の時に見本として作っていた椅子を、本日編み終えました。
子供椅子は美しいというより可愛い奴です(^^)
通常の木の椅子を作る工程でいくと少なくとも森から、伐採→運搬→製材→乾燥→運搬→木材として販売→加工→運搬→販売という手順を経て使い手にわたるのが普通です。それを森から、伐採→運搬→加工の3段階で使う人の手に渡るのですから、かなりの速さです。早ければ良いというものでもないかもしれませんが、そのスピード感は心地いいです。
本場スペインでは20分で1脚組み上げたそうなので、単純に計算して8時間で24脚、240日働けば年間5760脚生産可能です。
機械を使わず手作りでそれだけの椅子を作れるのは驚異的です。
おそらく、その作られる中で不要な装飾はそぎ落とされ洗練され行き着いた形なのでしょう。しかし、飾り気がまったく無いかといえばそうでもありません。背もたれの後ろ側の大きな欠き取りは椅子の印象を軽やかに見せますし、後ろ脚の天辺の面取りは、これ以上ないくらい簡素ですが絶妙です。この面取りがこの椅子の印象を決めているといっても過言ではありません。
まだ、4脚しか作っていないので確信を得るところまでは行っておりませんが、奥の深い椅子です。じつに深いです。
すみません、熱く語ってしましましたm(_ _)m
いろんなご意見がありますが、個人的には生木の丸太から二日間で美しい椅子が作られるということは時間的にも技術的にも素晴らいことだと思います。
その講座の時に見本として作っていた椅子を、本日編み終えました。
子供椅子は美しいというより可愛い奴です(^^)
通常の木の椅子を作る工程でいくと少なくとも森から、伐採→運搬→製材→乾燥→運搬→木材として販売→加工→運搬→販売という手順を経て使い手にわたるのが普通です。それを森から、伐採→運搬→加工の3段階で使う人の手に渡るのですから、かなりの速さです。早ければ良いというものでもないかもしれませんが、そのスピード感は心地いいです。
本場スペインでは20分で1脚組み上げたそうなので、単純に計算して8時間で24脚、240日働けば年間5760脚生産可能です。
機械を使わず手作りでそれだけの椅子を作れるのは驚異的です。
おそらく、その作られる中で不要な装飾はそぎ落とされ洗練され行き着いた形なのでしょう。しかし、飾り気がまったく無いかといえばそうでもありません。背もたれの後ろ側の大きな欠き取りは椅子の印象を軽やかに見せますし、後ろ脚の天辺の面取りは、これ以上ないくらい簡素ですが絶妙です。この面取りがこの椅子の印象を決めているといっても過言ではありません。
まだ、4脚しか作っていないので確信を得るところまでは行っておりませんが、奥の深い椅子です。じつに深いです。
すみません、熱く語ってしましましたm(_ _)m
2013年4月16日火曜日
木工教室風景 20130414
気持ちよく晴れた先週の日曜日の木工教室
桜はすっかり散ってしまいましたが、山ツツジが咲き始め裏山のコナラが良い感じに芽吹いています。
この淡い緑が、緑色の中でも特に好きです(^^)
この日の教室は、ラダーバックチェアと器挽きの刃物作りの2課題。
ラダーバックチームの方々には、地道に貫と脚の削りを行っていただきました。
この作業が、素晴らしい座り心地の椅子作りにつながります!大切な作業です。
前回器づくりに挑戦された、Nさんにはご自分専用の器挽き刃物、通称「カンナ」を作っていただきました。
木工教室なのに、鉄を加工する!?
本職の木地師さんですと自分で使う刃物は自分で作るのが当たりですが、楽しみで木工する方にはどうかな、、と思いましたがやっていただきました(^^;
本格的なところまで体験できるというところは重要ですが、手軽に体験できるよう既製品を用意してもいいかもしれないと思った次第です。Nさんご苦労様でした。
でも、とってもいいカンナができたと思います。
桜はすっかり散ってしまいましたが、山ツツジが咲き始め裏山のコナラが良い感じに芽吹いています。
この淡い緑が、緑色の中でも特に好きです(^^)
この日の教室は、ラダーバックチェアと器挽きの刃物作りの2課題。
ラダーバックチームの方々には、地道に貫と脚の削りを行っていただきました。
この作業が、素晴らしい座り心地の椅子作りにつながります!大切な作業です。
前回器づくりに挑戦された、Nさんにはご自分専用の器挽き刃物、通称「カンナ」を作っていただきました。
木工教室なのに、鉄を加工する!?
本職の木地師さんですと自分で使う刃物は自分で作るのが当たりですが、楽しみで木工する方にはどうかな、、と思いましたがやっていただきました(^^;
本格的なところまで体験できるというところは重要ですが、手軽に体験できるよう既製品を用意してもいいかもしれないと思った次第です。Nさんご苦労様でした。
でも、とってもいいカンナができたと思います。
2013年4月9日火曜日
継ぐ
2013年3月15日金曜日
2013年3月12日火曜日
生木の木工教室 2013/3/10
本日の木工教室は、木の器(手掘りと轆轤挽き)、椅子(スツールとラダーバックチェア)とそれぞれバリエーション豊かな1日でした。
教室初登場の蒸し曲げ!ラダーバックの後ろ足と背板を曲げました。
理想を言えばロケットストーブで削った木屑を使い、湯を沸かして蒸し曲げられるのが良いのですが、、今回は用意出来ず断念。いずれはと思っています。
そして、Nさん念願の足踏みろくろでの器挽き!お待たせしました。
喜びの模様をご自分のYoutubeにアップしていただきました。→こちら
初めてとしては、とてもうまく出来上がったのではないかと思います(^^)
私も含め、半数以上が花粉の影響で鼻をグズグズいわせながら、、
いろんな意味で春を感じる木工教室の1日でした。
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