よく聞くキーワードです。
しかし、、、身の回りを見渡して、、、クギを使った家具って皆無です。
アハッ、ひねくれた意見でしょうか、笑。
今日は、宮大工の小川三夫さんの講演ビデオを見ました。
去年、学校の60周年の記念講演があったそうです、感激。
小川さんは、ぼくの「会ってみたいけど実際に会ったら緊張して話せないだろうなベスト5」入る方です。
あれは今から10年ちょっと前、わたくしが社会人として何処に進むべきか悩んでいるときに、「木のいのち、木のこころ」という本を読んで、庭師の道に進んだのでした。
なぜ宮大工の話を読んで造園にいったのかは、、、また別のときに。
というわけで今日は、こないだの赤沢自然休養林での間伐体験でもらってきたヒノキを挽いてみました。 直径12~17センチの小径木ですが小口を見て驚きです。
最初の10年はのんびり育っていますがそのあとが細かい!
数えてみると70年以上、、、
かなり生き物として先輩でした。
かってに想像するに、はじめは燦燦と降りそそぐ太陽のしたヌクヌクと育つものの環境は激変、以後60年間じっとうす暗い斜面でじっと耐え忍ぶ、そしてある日、上松技術専門校の学生たちに切られ僕の元に。。。
これもまた運命ですね。
タイトルはきょうの時間割です。
塗装の実習。
タモの突板をはった合板にチェリー色を、それと自分で削ったクリの手板に好きな色を着色し2液のウレタンで仕上げると言う課題。
このあたりの技術には興味はあったのですが触れる機会が皆無だったので勉強になります。
それぞれの木がいろんな色や仕上がりになっていくのは、なかなか面白いです。
塗装は深いです。これだけで一つの業です、はい。
なので、ポリウレタンにポリオール、プレポリマーにモノマーなどなど、新しい言葉がにわかに押し寄せてきます。
若干、頭がボーっとするのは脳が活発に知識を吸収しているせいなのか、芳しい有機溶剤の香りに包まれているせいなのか。。。
今日は中塗りまで。
明日も、塗塗塗塗塗塗塗です。
毎日の木工漬け、
毎日研いで、削って、
木工についてイロイロ学び。
宮大工や人間国宝の技をビデオを見て。
アレヨアレヨと過ぎていきます。かなり矢が刺さっております。
真正面から立ち向かおうと思うものの、たまに背中に刺さっていたり。。。
おいしいコーヒーでも飲んでがんばります。
なぜか憂鬱な月曜を乗り切り、ジョジョに元気になりつつあります。
と言うわけで、ちょっとしたエピソードを、、、
おとつい、駒ヶ根「くらふてぃあ」帰りの夕食はウチでオトコ3人鍋を囲む会でした。メニューは「豆乳鍋」。前週とはまったく違う雰囲気。
アーだコーだと言いつつ、なんとなく準備は整う。豆乳に鶏がらの素を入れただけの簡単なスープ。そこに、肉とキノコ・それに野菜(アスパラ←Good!)を入れる。思いのほか箸がすすむ。
しかし後半、雲行きが怪しくなる。
きっかけはS氏の「そのまま入れちゃえ良いじゃん!」の一言。
その言葉に従い、乾燥した“葛きり”を投入。
しばらくして、一塊でカチカチになった葛きりが姿を現す。しかも、鍋底が、焦げてくる。
ブウブウと文句を言う、ワタクシとO氏。
しかしその数分後、事態は一変する。。。
あれほどカチカチだった葛きりがダシのきいた豆乳を吸って激旨に!さらに、焦げ付いていたはずの鍋底がきれいにはがれ香ばしい湯葉状に!!
直前の無礼をわびる、ワタクシとO氏、^^;
翌日、S氏の提案で残り汁をパスタに、
これがまた美味かった。S氏に感謝。
きっと、葛きりがカチカチの状態で諦めていたらこの結果は生まれなかったでしょう。
自慢することではないですが、わたくし諦めることに関しては自信があります。(何しろ、見ず知らずの人が書いた就職案内本に「木工は食えない。」と書いてあるだけで、庭師になった人ですから。。。)
おりしも、学校の先生が「諦めるな、ネチッコく頑張れば何とかなる!」と仰っていました。やっぱりその気持が大事ですね。
今度は、キムチ豆乳鍋に挑戦です!色がピンクだけど美味だそうです。
*注)もちろん木工も頑張ってます!!!
山を越えただけでまったく変わる景色、広い。。。
杜の市、グルグル回る。イロイロ話をする。
「お久しぶり」、「学生です」、「頑張ってね」、「あれ?」、「ハイリスク、ローリターン」、「愛のブロック」、「じゃ、また」などなど
ソースカツ丼も、美味しかったです。