椅子のフォークロア 鍵和田務著
ウインザーチェアのことを調べていた流れで購入、フォークロアとは地域コミュニティや特定の民族によって創作され伝承されてきた有形無形の文化資産のことだそうでです。(1977年発行)
まだ、かいつまんで読んだだけですがとても面白いです。
たとえばウインザーチェアの項の一文に、
「一八〇〇年頃ボストンにおいてウインザーチェアの足にロッカーをとりつけた、いわゆる「ボストンロッカー」とよばれるロッキングチェアがあらわれ、またたく間に、アメリカ全土で人気を博した。ロッキングチェアは旅館のロビーや家庭のリビングルームで、婦人たちによって愛用された。家庭でも来客があるときは、上質のロッキングチェアを客に出すことが、当時のアメリカのエチケットになったといわれる。イギリス人がアメリカに旅行して驚くことの一つは、アメリカの婦人が至るところで、ロッキングチェアに座って揺れ動いている状景につき当たることだという。」
とあります。
ロッキングチェアの足についている部材が「ロッカー」と呼ばれていると初めて知りましたし、ユラユラ揺れる椅子をお客にすすめることが礼儀という感覚もなんだか新鮮です。
そんなアメリカ人を見て驚くイギリス人というのもなんだか不思議な感じがして、、なにより「婦人が至るところで、ロッキングチェアに座って揺れ動いている状景」を思い浮かべるとなんだかシュールです(^^;)
そんなこんなで一向に調べものがまとまらない今日この頃です。ひぃーーー。
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