岐阜に有道杓子(うとうしゃくし)と呼ばれる木のオタマがあります。朴の生木から作るこの木杓子、かなり前から気になっていたのですが、先週の月曜日ようやく製作現場を訪ねることができました。
今回、奥井木工舎の奥井さんに、シーズン真っ只中の忙しいなか無理をお願いして製作工程を一通り教えて頂きました。
はじめに見せてもらった、蔵から出てきたという古い杓子、作り続けられる中で無駄が削ぎ落とされた形、凄いです。
農閑期の副業だったといわれていますが、文献によれば11月から翌年の4月まで、約半年間作られたそうなので、生活の為にしっかり作られていた印象です。
匙面の鮮やかな削り跡が、有道杓子の特徴的なデザインになっていることに、はじめて気づきました。
杓子話でひとしきり盛り上がった後、教わりながら1本作らせてもらいました。
詳しくはまた別の時にしっかり伝えたいと思いますが、かなり奥深いです。とても1日で何とかなるようなものではありません。
研究課題が一つ増えました。今後の展開も楽しみです。
奥井さんの杓子は、購入できるそうです、が1シーズンで作れる本数は限りがあるそうなので欲しい方はお早めに。
オマケ
座らせてもらった座布団も杓子柄(^^)
個人的にはTシャツも欲しいです。
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