縁あって今月は公園の樹木調査の仕事をしています。
枯れた樹木の調査なのですがそのほとんどがコナラの木です。
「カシノナガキクイムシ」、通称「カシナガ」の食害です。
噂には聞いていましたがこれほどスゴイとは思っていませんでした。
幹周り2メートルを越す大木もごっそり枯れています。昨日の一帯はほぼ全滅でした。
体長5ミリ程度の小さな虫が大きな立木を瞬く間に枯らしていきます。
気になって調べてみると驚くようなシステムです。
木材は通常では耐久性のある素材なのですが、その木に穴を空け進入し体内に仕込んだアンブロシアと呼ばれる菌で分解し食料にしながら繁殖して最後には木を枯らしてしまうそうです。もちろん1匹ではなく大群で、、、
気のせいかドングリも未熟のままたくさん落ちているような気がします。
ただ、コナラや人にとっては厄介者のようですが森という視点からすれば茂りすぎた樹木の更新なのかもしれません。
次の新しい芽生えを待つのも自然なのでしょうか。。
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