先週と今週の休みの大半を費やして、今日ついにカタチになりました!
新しい足踏み木工ロクロです。(工房が狭くて全体写真が撮れませんでした、涙。後日のお楽しみに。)
僕の4年間の経験を詰め込んだ現時点での集大成です。
来年度からの本格始動に備えての工夫も盛り込んであります。
片側の芯受け台と脚部を一体化。さらに脚自体もスリムに、よりスタイリッシュ!これで、女性でも楽々持ち運べます。
軽量化は全国に出張するのには欠かせない要素です。
しかも部材点数を減らすことにより組立て易く!ロクロ設営時の時間短縮にも。もちろん輸送コストも削減。一石数鳥です。
もう一つの画期的改善点、それは“No wedge.”
クサビ(wedge)は、確かに優れた固定機構です。叩けば固定され、緩められる。
しかし今回はそれを超える新たな技術を採用しました。
この方式は、叩きません。
ただ、芯押しネジを締めるだけ。それだけで材料は固定されます。とても滑らかに。しかも、確実です。
見た目もスッキリ、もう慌ててクサビを緩める木ヅチを探す必要はありません。
材料を持ったまま片手で簡単に固定幅を調節できます。
などなど、他にもこまごまと改良しました。
まだ、脚まわりや動力源などに若干の改良の余地がありますのでしばらく使いながら直していこうと思います。
今までのものが使い難いというわけではないのですが、以前のロクロはイベントなどに出張して組立ててすぐバラす、ことを前提として作られてはいないので今回はそれに特化したカタチで改良してみました。
ハードに椅子などをゴリゴリ作る、と言うのには向かないかもしれませんが普通の作業ならこれで十分です。
旋盤としてみてもかなり高性能なのではと自負しています。
直径300ミリ、最長1000ミリの材料が旋削できます。動力源は人力ですが平均で0.7~0.8馬力、トップアスリートになれば1.5馬力も可(←調べました、^^)。無段階変速(交互回転ですが)。もちろん電気代不要!
これが、普通の旋盤の数十分の1の価格で手に入るのですから。。。至れり尽くせりですね。
この足踏み木工ロクロと共に頑張っていこうと思います。
まさに、僕にとって「木でできた希望の星」。
と言うわけで、このロクロを「ジュピター(木星)」と名付けたいと思います。
よろしくお願いします。
スポーツカーの如き仕様変更の様ですが、ロクロに対する熱い情熱を感じます。
返信削除少し思いついたアイデアを一つ。
踏んだ後の返しを竹の反発を利用していますが、その竹を渦巻き状にして、ゼンマイ動力にするというのはどうでしょうか。その竹ゼンマイを本体にセットできれば更に設置などが簡単になると思いますが。
上松BBQの時の皮手袋が私の車に残っていました。木生さんのものと思いますが、送りますので住所を教えてください。のんびりでよければ遅くとも卒業作品展のときに持っていきます。
初めてレスさせて頂きます。
返信削除��ヶ月程前に「グリーンウッドワーク」なるものを知りまして、ネットであっちこっち調べてたどり着き、それからちょくちょくウォッチさせて頂いていました。
足踏みロクロ良いですね。実物を見てみたい。ヽ(^。^)丿
私も今年中にはシェービングホースを作ってみたいと思っています。
取りあえずご挨拶まで....m(__)m
トリプルBBさん
返信削除竹ゼンマイ、、、思いつきませんでした。もし出来たらかなりカッコいいロクロになりそうですね。開発が難しいそうですが、^^;
��どうでも良いですが、ゼンマイって漢字で書くと「発条」なんですね。ずっと、「ハツジョウ」って読んでました、、、恥)
手袋は、のんびりで良いです。安い物ですので、送料の方が高くつきます。今度お会いした時にでも。ありがとうございます。
kawai さん
はじめまして。グリーンウッドワークは楽しいです。ぜひ体験してください。
イベントなどにもポチポチと参加して実演などしています。来月は、長野県の松本で行われるクラフトピクニックの予定です。お時間があれば、ぜひ遊びに来てください。
シェービングホースも、便利な道具です。これだけで椅子を作ることもできますから。
↓こんなのもあります、ご参考までに。
http://japancraft.blogspot.com/2007/03/ultra-compact-shaving-horse.html
こちらこそ、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m