2008年4月30日水曜日

台所

いま一番食える木工は、、「作りつけのキッチン。」
技専校の教官が仰っていました。



頭のどこかにそんな言葉がのこっていたので、いちどキッチンとやらを自分でつけてみたかったのでした。
幸い、工房を改装するのに台所もあったので思い切って新しくしてみました。
まあ、既製品を取り付けるだけですが、^^;



床がペコペコだったので、そこは大工さんに直してもらいました。
Dscn1155  
見積もりでは、ツカを一本立てれば良いはずが、、アッチもコッチも腐っていたらしく大手術に!



それでもきれいに直して頂けました。
さすが、プロです。予定通り3日間で大工工事終了です。



大工さんが使っていた作業台発見。
Dscn1153Dscn1151  



 



 



 



 



 
合板を相欠きで組んだだけのシンプルなモノですが、使いやすそうです。
これなら多少丸ノコで切り込んでも苦になりません。



というわけで、さっそくマネして作ってみました。
Dscn1203Dscn1207  



 



 



 



 



 
2台使えば、1800*900の板もラクラク切断できます。
使ってみました。オー、これは優れモノ。片付けや持ち運びもコンパクトにできてグーですね。
クラフトイベントの時のテーブルの台にもなりそうだ、、、シメシメ。



そんなニューアイテムを使い、シンクとかガス台を取り付けております。
しかし、案外難しい。。水道や排水、ガスとかの位置の決まっている所に家具をピッチリ収める感覚、慣れません。
しかも建物はまったく直角でない、、古いからか? アハ、家具ってけっこう直角なのねとあらためて思ふ。
その辺りの逃げ方にノウハウが有るんだろうなとは分かるが、どんなノウハウかは分からない、涙。適当に逃げる。(これを書いた時点で、僕にキッチンの注文は来ないな、笑)



Dscn1209 そんなこんなで、今日はなんとか塗装のための養生までこぎつけました。



天井も塗ろうと思うので電球を外し、にわか作りの照明器具を設置、ちょっと宇宙ぽいと思い、パチリ。



明日は、ペンキ塗りに明け暮れます。



 









ところで話しは変わりますが、今朝、サクラが芽吹いているのを見つけました。
Dscn1200 ま、丸太からですよ!
しかも、去年の10月に伐ったモノ。すごい生命力です。
伐られてもなお、あの上松の寒さに耐え、名古屋に運ばれ、そんな環境の変化をもろともせず瑞々しい若葉を萌え出させる。
 



あらためて、木の命の強さを感じましたね。



 
僕も負けてられません。
さあ、明日もガンバリます。



2008年4月26日土曜日

屋号

迷っていた屋号をやっと決めました、“木工 木生 (もっこう きき)”です。



おいおい、どこでそんなに迷うんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。
ハイ、そこで簡単にアイデアメモを元に検証していきたいと思います。



コンセプトは、わかりやすい事。
何の商売してるんだか解らないネーミングは避けたい。
そこで、横文字は止めました。



さらに、地に足のついた商売をとの思いも。
以前、ウチは加藤手帳製本所として手帳屋を営んでおりました。訳あって、十数年前に廃業しましたが、同じ場所で商売をすることの意味を考えると、、、



加藤木工所、もしくは加藤木工品製作所。
しかし、このアイデアは、いろんな人に聞いてみると即却下、汗。



家具店は、そもそも椅子以外の家具と呼ばれるものを作る予定が無いのでありえず、、



木工芸、木工舎もちょと違う、、



挽物は、確かにメインだけと一般の人にいちいち説明するのもナンだな、、



木工という文字は入れたい!生木で作っていることも!!



じゃあ、生木木工 木生。(個人的にはアリでした。)



ひとひねりして、生ホホエ ホ生。(意味が解りません、^^;)



そこで、「木工 木生」に落ち着くわけです、無難ですよね。



というわけで、今後とも末永くヨロシクお願いします。





2008年4月17日木曜日

工事チュウ。

工房にあった不要なものをあらかた片付けました。
明日から、建築屋さんが改装工事に。



これから使おうとしている場所は、元は平屋でしたが30年ほど前に駐車場兼物置にしてしまった家。まあ、ボロボロです。わたくしが生まれるか否かぐらいの話。



ポチポチ自分で直そうかとも思いましたが、見積りをお願いしたらまあまあの値段、そして予定工期は3日間!!
ハイ、お願いすることにしました、自分でやってたら1ヶ月はかかりそうなので、、さすがプロ。
トイレと台所と研ぎ場を直してもらいます。



というわけで、今まで使っていた味のあるナガシも壊すので、もったいないな~、使えないかな~眺めていたら取れました、^^;
置いてあるだけでした、むしろ今まで動かなかったのが不思議なぐらい。。



2008041601 



 



 



白いタイルの上に青いペンキ?が塗ってあります。
白色好きの自分には理解に苦しむトコロ。



 



2008041602  



 



 



裏には新聞がくっ付いていた!
おそらくこの流し台を作ったときに下にひいていたもの。



 



2008041603  



 



 



とーぜん名古屋といえば中日新聞 !
記事の内容は今と大して変わり映えしませんが広告は面白い。
「人馬印のワイシャツ」、、、?!



 



とまあ、こんな感じで工事が始まりです。







2008年4月3日木曜日

Re:スタート

昨日の記事はウソです。信じた方ゴメンなさい。(居ないかな?)
エイプリルフールの冗談ですので、笑って済ませてくださいな、アハハァ



どうやら今月中は工房の環境整備に追われそうです。
まあ、やる場所が決まっているだけでもありがたいですが。。



そうそう、6月にある「木工家ウィーク2008・NAGOYA」のスプーン展に出展が決まりましたし。それまでにドド~ンと作りたいなと、、、



というわけで、いろいろリニューアルしたいところですが、しばらくは放浪記ですね。



2008年4月2日水曜日

スタート

新コーナースタートです。



カトゥーが全国津々浦々を訪ね歩き、時に人の温かみにふれ、またあるときはおむすびをもらいながら究極の生木を見つけるまでの日々を記録します。
お楽しみに!!



♪野に生える木のように 風に吹かれて~
 野に生える木のように 人を名古屋化にして~
 そんな風に僕たちも 生きてゆけたら素晴らしい
 時には辛い人生も 雨のち曇りでまた晴れる
 そんな時こそ生の木の けなげな心を知るのです
 ラララ~ ララララララ~ ・・・ ♪



2008年4月1日火曜日

幕引き

Post08なんとか期日ギリギリに上松の住まいを引っ越しました~、涙←いろんな意味で、^^。
白い表札がやけに眩しいです。



短い1年間の木曽暮らし、ですがここで暮らし学ぶことで得られた多くの知識・経験・素敵な友人、どれもかけがえの無いものばかりです。
お陰で自分がやりたいカタチが見えてきました。カタチが見えれば、あとはそれに向かって必要なことをするだけ、霧中を彷徨わずにすみそうです。



明日から自営開始!とは言うものの最初の仕事は引越しの荷解きですが、笑。「上松での1年間があるから、いまの加藤慎輔がある。」人からそう言ってもらえるよう頑張りたいですね。



お気づきでない方も多々いらっしゃるかと思いますが一応このブログは、「生木で木工、奮闘記」として書いてきました。木工を趣味として、学生として書いてきた記事は、今日をもちまして終了です。お付き合い、ありがとうございました。m(_ _)m