2012年5月31日木曜日

村上富朗 木の椅子展

今日から、私の中での木工家ウイークがスタートいたしました。
http://woodworkers.jp/



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最初は「村上富朗 木の椅子展」です。
いろんな思いで中村さんと谷さんのギャラリートークを聞かせていただきました。



職人とデザイナー、建築家はなにが違うのか!
本場のシェカーチェアはそんなにラフなのか!
ニューヨークは魅力的なのか!
工芸品は美術品ではないのか!



などなど、いろいろな視点でのお話を伺えて興味深かったです。



とにかく村上さんは仕事が早かったそうで、根っからの職人なんですね。
「手が早い」というのは憧れます、あくまで作り手として。。
お話を聞いてウインザーチェアをもう一度しっかり作ってみたくなる展示会でした。



ちなみに6/3(日)のギャラリートークも聞きに行く予定ですv(^^)



2012年5月30日水曜日

木工家ウィークNAGOYA・2012

木工家ウィークNAGOYA・2012 〜つくる手と暮らしの中の木〜

■会期 : 2012年6月1日(金)から3日(日)の3日間
■会場 : 名古屋市内各所  (canna家具店、ギャラリー名芳洞、岳見町ぎゃらりぃ、主税町長屋門、電気文化会館、東急ハンズ名古屋店、文化のみち橦木館、松坂屋名古屋店)



詳しくはこちらで↓
http://woodworkers.jp/



今週末は名古屋市内のアチラコチラでいろんな木工の展示会がございます。
私は、日曜日に5か所ほど見て回る予定です。



そして、6/2(土)岐阜県美濃市でも木のスプーンづくりのイベントやってます!
こちらも合わせていかがでしょうか~!!
http://greenwoodwork.blog112.fc2.com/blog-entry-340.html



忙しさの波が襲ってきている、今日この頃。
来週から、勤めている大学の展示会も始まりますので、ただいま追い込みの真っ最中でございます。(詳細は後程、、)



いろんな意味で今週末は楽しみです(^^;



2012年5月27日日曜日

木のスプーンづくり

Up



向かって左から、柾目、追柾、板目です。
なるほど!と思ったあなたはかなりの木工通(笑)



同じ栗の木、同じ形のスプーンですが、どの位置で切り出すかで木目の模様が変わってきます。



柾目は、シンプルでモダンな都会派仕様、板目は、木の表情豊かな素朴な味わい。
その中間の追柾は、木の味わい控えめに主張しつつ、洗練された力強いテイスト



と勝手に思っておりますが、
どれも一緒に見える方は一度実物を手に取って見てみてください。もし機会があれば、自分で削ってみることをお勧めします。とても面白いですよ。



来週、6/2(土)に岐阜県美濃市にて恒例の丸太からのスプーンづくり講座を行います。木工をしたことが無い方でも大丈夫です。(※詳しくは、リンク先のページにて。)
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。



2012年5月18日金曜日

わからず屋、または正直者

3dcad



3DCADと格闘中。
0.1mmくらい、ひっ着けてくれても良いじゃないか!
と言ってみるもガンとして受け付けないヤツに渋々折れる。



歩み寄ることの大切さをPCにもわかってほしい今日この頃です。



2012年5月9日水曜日

上松再訪

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連休の半ば、グリーンウッドワークの竹細工部が上松で竹細工をされている飯島さんを訪ねるというので、私も同行させていただきました。



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自然豊かな中の工房、やはり憧れます。
一通りのヒゴの作り方も見せていただきました。
無駄のない流れるような所作から生まれる竹ひごの一本一本が美しい!
ワタクシの仕事もコウありたいと改めて思う次第。



また、竹細工で使う道具や機械も興味深かったです。
初めて見る、自動ヒゴ取機?も素敵でした。機械ですが、機械で無いようで(^^)



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そのあと飯島さんのお店、「蝸牛」
飯島さんの作品だけでなく、他の方の品もおいてあります。
一つ一つの品物が丁寧に扱われていて、もし自分の作ったモノを売ってもらうならこういう場所において欲しいと思える空間でした、、、
(ま、ワタクシはそんな売れるようなものは作れないんですが(^^;)
なんだか、流れている空気が違う気がいたしました。



良いものを見させていただきました、感謝です。



2012年5月4日金曜日

ひとだんらく

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今日は背板を差し込み。



初めてこの方法を見た時は、ほんとに度肝を抜かれたものです。
曲げ木をするのに型板も何もなく、薄く削った木片をお湯に浸して柔らかくしてから、、
グイッとホゾ穴に差し込む!
ああ、これで良いんだという解放感にも似た気持ちになったのを覚えています。



今日もその感動を、と思いやってみました。
が、加工し始めてはや5ヶ月目すっかり乾いてしまった栗の板はどうにも硬くて扱いづらい(^^;
この方法は生木のうちにやるもんですね。
無理やり仕上げの済んでいない角ばった椅子を体で抑えて硬い背板を押し込んだものですから、腕や胸にいろいろ不審な痣を作って納得いたしました。



次回からは、事前に型板で曲げておく方法にしたいと思います。。



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一応、今週の目標だった椅子の枠まで出来ました。これで、残りの3日間は違うことに使えそうです。

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今回の背板の面は、お土産にもらった杓文字の丸面がとても品が良かったので、それを参考に握った時の柔らかさを追及してみました。



さて、どうでしょうか、、



2012年5月3日木曜日

治具を作る方が、本制作より時間がかかっています、、なぜ(^^;

ラダーバックチェアを組み上げ。



今回、治具をちょっと改良。
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一度に角度決めから、墨付け、一気に穴あけができるように。
多少は、早くなったでしょうか。
でも先日書いた、「田舎の椅子」はわずか15分で組みあがっていたそうです、、、早い。
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ちなみにこれだと、1時間半かかりました(汗)
根本的にあれとは違うのか、はたまたそうでないのか。
いずれにしても、もう少し早く作れるようになりたいものです。



 



 



 
前回の椅子作り講座の時に考案された長さの違う「仮の背板」も制作。
いい感じです、実際の出来上がりの雰囲気がつかめてとてもわかり易いです。
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さて、連休中に終われるのかー!
明日が勝負の日です。