2018年9月16日日曜日

モノ・モノへ

来週、22(土)に東京中野のモノ・モノで行われる、「作り手が集うことの意義ー木考会から木工家ウィークまでの歩みに学ぶ」というトークイベントに行かせていただきます。

登壇者の谷さん井崎さんが何を話されるのかはもちろん非常に興味あるのですが、「モノ・モノ」という場所に行くことも今回の目的です。

秋岡芳夫さんという方が書いた、「木工 指物技法」「木工 道具の仕立」の2冊が、20代初めの頃に木工を始めたころのテキストでした。
その頃は、まだグリーウッドワークも知らず、中学の技術家庭授業で購入させられた大工道具で父親が建築現場からもらってきた柱の端材を使ってナンとも言えないものゴソゴソ作っている程度でした。それでも電動工具を使わずに木工できる(と思わせてくれる)その本は、貴重な情報源でした。

7年程前まで、秋岡さんは木工好きなおじさんだと思っていたのですが、今の仕事(大学でプロダクトデザインを学ぶ学生さんに木工を教える)を始めてから、秋岡さんの仕事を知りました。
工業デザイナーとして、素晴らしい仕事をされた方だと。ある日それをなげうって量産品を作る工業的な仕事と真逆とも思える活動をされたこと。生木を使った木工 グリーンウッドワークにも造詣が深かったこと。

その秋岡さんが作ったのがモノ・モノという場所です。そこには、いろいろな人が集い活発な活動が行われたと聞きます
今のようにインターネットもなかった時代にどうやって情報交換し活動していたのか、何がその活動源だったのだろう、、、
今の自分の課題でもあります。その疑問に応えてくれる何かが見つけられれば、、と期待しています。

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