2014年10月26日日曜日

一脚去って、、、

せっせと作っていたクリのラダーバックチェアが2脚、今週末旅立ちました。
嬉しいような、寂しいようなです。
でも、使ってもらえる先でそれぞれの物語が生まれるのかと思うと楽しみでもあります。
いつかその話をじっくり聞きたいと思います。

そして狭い工房に、また新しい材料がおいでになりました。
明宝のヒノキの丸太、今年の秋に伐採された樹齢200年ぐらいのたぶん天然物だそうです。
200年前と言えば、、、
ナポレオン・ボナパルトがエルバ島に配流される。
滝沢馬琴が(南総里見八犬伝)の執筆を開始。
小田原のかまぼこが創業。
と、かなり昔にピョコッと芽生えた樹が、ちょっと曲がっているからという理由で建材にはならず、私の手元にやってきました。なかなか感慨深いです。

曲がっていると言っても、1mの長さに切ってしまえば「えっ、どこが曲がっているんですか?」というぐらいの良材。建築と家具の違いですね。

これが、来月か再来月には椅子になる予定、丸太もビックリだと思います。
200年の間、風雪に耐え、樹として立っていて、伐られたと思ったら翌月には椅子になっていたわけですから(^^;

大切に使わせていただきます。








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