2013年6月27日木曜日

木の花

先日、ユーチューブで見つけた「木の花」
��Making Wooden Flowersで検索してみてください。)

なるほど、道具も工夫してあって面白い。
で、作ってみました。取り合えす手近にあった、栗と朴を銑で削り。
乾燥しているのでバリバリです(^^;)やはり生木のほうが綺麗にいきそう。
でもなんとなく30分ほどで形になりました。

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工房に丁度いい生木加減のエゴノキが転がっています。粘りがあって、白くてキレイで、、この細工に向いてそう。
手を出しかけましたがやめました、、頼まれている物を作っている最中なので。そっちを先に作るべきです!
ハイ、心の声に耳を傾けてみました。

でも、いろいろ作れて楽しそうな予感です。

2013年6月15日土曜日

名称

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明日は、グリーンウッドワーク協会の総会!明後日は飛騨の匠とゴッホの椅子作り研修!!お陰様です。

新バージョンの貫ゲージを作ってみました。よりわかりやすくなったハズです。

しかし、「貫ゲージ」という名称がしっくりきません。
貫治具、テノンガイド、ホゾを測る奴、、、う~ん。


2013年6月7日金曜日

いい椅子とは

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家で毎日使うのは、ほぼラダーバックチェア。2~3時間座っていてもお尻が痛くなりませんから。

壁に控えている椅子は、形はとても好きなのですが、ちょっとすわり心地が、、、

最近、熱を上げて作っているゴッホの椅子も、リラックスしてというより背筋をピンと伸ばして座る感じ。しかし形は、バツグンに見飽きません(^^)

もう少しすわり心地を工夫するのか、使い方を探るのか、、まだまだ研究の余地がありますね。
8月の北海道へ向けて着々と準備を進めています。

2013年6月1日土曜日

ウインザーチェア

昨日から木工家ウィーク。http://woodworkers.jp/
名古屋の各所で木工関係のイベントが開催中です。
主なイベントは明日まで!

今日は、その中でウインザーチェア大全という本を購入させていただきました。
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そこでのギャラリートークに、この本を書かれたお一人の島崎さんもいらしていて、家具を教える人がウインザーチェアのような古典を知らないのではダメではないか、との趣旨のお言葉を頂きました。耳と心が痛かったです。こっそり目を伏せました。

ウインザーチェアは作るの大変なんです。せっかく作った思い出の椅子?も我が家では、カバンの置き場になっています(笑)
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なかなか主張の強い椅子なので、暮らしの中に合わせるのは難しいです。

しかし、名作と呼ばれる椅子を作った人や会社は必ずこの椅子を作ってきたそうです。
歴史的に、それぞれの樹種の持つ素材の特性(曲がりやすい、柔らかい等々)をうまく使いつつ大衆の要望に応え安価に製造されてきた、まさに木の椅子の基本なのかもしれません。
この椅子を今の日本の暮らしの中にストンと落とし込むとどうなるのでしょうか、もちろん自分が作るなら生木を使って。

避けては通れない道のようです。

2013年5月30日木曜日

バイブルが届く

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イギリスから椅子の座編みのバイブルが届きました。

さすがバイブル!アンナ編み方やコンナ編み方、、イロイロのっています。
ラッシュ編みのバリエーションは今まで見た本の中で最高です。知りたかった編み方も書いてあります。残念ながら英語ですが、、挿絵でなんとなくわかります。先人の知識は素晴らしいです。

さっそく試してみたいです。

2013年5月16日木曜日

生木の木工教室 20130512

この日は、皆さん色んな椅子の組み立てやら座編みやらな1日でした。

かれこれ3か月ほどかかったラダーバックチェアもようやく形が見えて来ました。
隔週日曜日の教室なので、1か月に二日間の作業です。6日間で完成するモノもこれぐらいかります。
逆に言えば、長く楽しめる?ということでご理解ください。

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これでやっとご家族の方も、お父さんが日曜日に出かけて行って何を作っていたか理解してもらえると思います(^^)

個人的な感想ですが、丸太から作った椅子を持ち帰る後姿を見ると、生木の木工って良いなと思います。



2013年5月3日金曜日

青い鳥は、白い椅子?

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先日作った2脚の子供椅子は、めでたく旅立ってしまったのであらためてウチ用に一脚作りました。4時間ほどで完成、今度はクリで作ってみました。作れば作るほどに何故もっと早くこの椅子に気づかなかったのかと思います。この椅子のことを知ったのはかなり前だと思うのですが、イッタイいつだったかは思い出せません。
上松技専に入る前、座編みを教わりに行った時にこの椅子の話をした覚えがあります、、ということは5年前には知っていたハズ。

そんなに長い間、放っておいたとは驚きです。「生木の木工」と言いながら実は目の前に用意された答えが見えてなかったのではないか!と反省です。
以前、生木の丸太から簡単に椅子を作れないかと言われたことがありましたが、まず貫を作り乾燥に1週間、そして組立、座編みで最低でも6日は必要だと当然のように思っていました。しかしどうでしょう、この椅子ならもっと早くできます、そして本物。普通に使えば数十年は使えます。
知らないというか、知っていると思い込んでいる自分が恥ずかしくなりましたが、今回、ふとしたきっかけでこの椅子を作ることになり、たくさんの人の協力のおかげでここまで作ることが出来ました。
それは、やはり5年前ではできなかったこと思うと、白椅子は青い鳥なのかもしれません。

この椅子で、生木でもちゃんと木工が出来るということを知ってもらえればと思います。