2020年3月29日日曜日

授業用、座席表の制作

世界はコロナウイルスで大変なことになっています。
私の勤める大学も卒業式・入学式が中止、2週遅れの新学期開始と影響が、、
もっと大変な地域に比べれば被害は少ないかもしれませんが、早く収束することを祈るばかりです。

しかし、授業の準備は進めないといけません。
2020年度は、専攻統合で私が新1年生の座席表を作ることになりました。その中の一つに、1組35人が4組、5教室を回るというものが!
つまり5種類×4パターン、計20枚の座席表が必要で、しかも教員側から見た180度ひっくり返した表もいるというオマケつき。(サービスで、男女の色分けもしちゃうぞ。)

さらに名簿ができてから授業が始まるまで1週間で作成、そして授業開始後ちょっとした変更があるので、そこでもう一度 座席表を作り直す必要あり。
ポチポチと一マスごとにコピペしていては追いつかないボリューミーな案件。

いつものエクセルでVLOOKUP関数を使って名簿を参照するやり方でも、4つの名簿を20枚のシートにいちいち設定する必要があり時間がかかります、、

鬼のように検索した結果、名簿をコピペでピピっと座席表ができるやり方を見つけました。

(サンプル座席表です。)

色々なサイトで紹介されている技を使っています。ちゃんとエクセルの使い方を習ったわけではないので、基本的なことがわかっていません。「セルの選択範囲に名前を付けられる」ということをはじめて知って感動して妻に話したら、「あぁ、出来るよね。」と当たり前のように返され、、

でもこれできっと仕事は楽になります。

難点は、名前の定義やらINDEX関数やら入力リスト機能などをやたらと使ったので半年後には作り方忘れそうです(^^;

次のブログで忘備録として作り方を記録しておこうと思います。
もし、こういった座席表づくりでお困りの方の参考になれば幸いです。

2020年3月28日土曜日

個人のWEBサイト消滅してました。

忙しいのでしばらくほっておいたら、サービスが終了していました、、
ボチボチ再構築していきます。

2018年9月16日日曜日

モノ・モノへ

来週、22(土)に東京中野のモノ・モノで行われる、「作り手が集うことの意義ー木考会から木工家ウィークまでの歩みに学ぶ」というトークイベントに行かせていただきます。

登壇者の谷さん井崎さんが何を話されるのかはもちろん非常に興味あるのですが、「モノ・モノ」という場所に行くことも今回の目的です。

秋岡芳夫さんという方が書いた、「木工 指物技法」「木工 道具の仕立」の2冊が、20代初めの頃に木工を始めたころのテキストでした。
その頃は、まだグリーウッドワークも知らず、中学の技術家庭授業で購入させられた大工道具で父親が建築現場からもらってきた柱の端材を使ってナンとも言えないものゴソゴソ作っている程度でした。それでも電動工具を使わずに木工できる(と思わせてくれる)その本は、貴重な情報源でした。

7年程前まで、秋岡さんは木工好きなおじさんだと思っていたのですが、今の仕事(大学でプロダクトデザインを学ぶ学生さんに木工を教える)を始めてから、秋岡さんの仕事を知りました。
工業デザイナーとして、素晴らしい仕事をされた方だと。ある日それをなげうって量産品を作る工業的な仕事と真逆とも思える活動をされたこと。生木を使った木工 グリーンウッドワークにも造詣が深かったこと。

その秋岡さんが作ったのがモノ・モノという場所です。そこには、いろいろな人が集い活発な活動が行われたと聞きます
今のようにインターネットもなかった時代にどうやって情報交換し活動していたのか、何がその活動源だったのだろう、、、
今の自分の課題でもあります。その疑問に応えてくれる何かが見つけられれば、、と期待しています。

2017年10月17日火曜日

さじフェスの終わりの始まり

ようやく「さじフェス」という大きなイベントの終わりが見えてきました。

いつものグリーンウッドワーク講座の定員は1日10名程度。
実際に制作してもらう講座で、1人の講師の目が届く限界がそれぐらいだからです。

それが、今回は1日目2日目は実演だったのですが、最終日は40人がオノ・ナタをふるってスプーンを作るという、主催する方はドキドキハラハラのビックイベント。3日間で延べ140名の方に参加してもらうという規模。

いつもは、一日でペペッと終わる後の片付けも14倍!1週間以上かかってようやく終わりそうです。
しかし、イベント自体は大きなケガもなく無事に終わってほんとによかった。ヨゲさん、素晴らしい方でした。

最終日に使ってもらった、フックナイフの簡単な研ぎ方を参加者の方にお知らせするといってから早1週間あまり、、、そろそろ切れなくなってきている方も。
お知らせするからには自分が納得してからと、手に入る紙やすり、金属磨きを各種取り寄せて一通り吟味しました。ようやく、ああ、こうゆうことかと分かりました。

明日、参加者の皆さんにお知らせしますので、今しばらくお待ちくださいm(_ _)m

2017年8月16日水曜日

なぜ生木なの?

グリーンウッドワークをやっていると、必ず聞かれる質問です。
「なぜ生木(グリーンウッド)を使うのですか?」と。

かれこれ始めて10年以上たつので、そろそろ上手く答えられても良さそうなものですが、最近、特に答えられなくなりました。
自分にとって生木を使う事が当り前になり過ぎて答えられない、という感じです。

例えるなら、「なぜ冷ヤッコに豆腐を使うのですか?」のような質問に近いかと、、、近くないか(笑)

木材乾燥の歴史を調べたら、「1909年(明治42)頃・乾燥装置が初めて日本に輸入される。」とありました、それまでは天然乾燥のみだったと推測されます。

木からモノを大量生産するうえで、早く確実に乾く人工乾燥材は無くてはならないものです。それが産業を大きく発展させたことは間違いありません。
その発展する過程で、「生木は使えない」という意識が根付いてしまったような気がします。
調べると、昔から生木が使われている歴史はあるのですが、100年ちょっとでガラリと人々の認識が変わってしまったような気がします。

もう少し丁寧に、「なぜ生木なの?」に答えていこうと思いました。



2017年7月21日金曜日

ヨーロッパの木の玩具展とライフェンドレーエンの実演みてきました。

目黒区美術館で行われました、ライフェンドレーエン(Reifendrehen)という技法の実演を見てきました。
あえて日本語で説明すると、木工ロクロで木の輪の断面を動物の形に削り出しそれを割って大量生産する技術、と書いてもチンプンカンプンだと思いますので、まずはこちらの朝日新聞さんの動画をご覧ください。

ドイツのザイフェンの地域で行われているそうで、確かに他では見たことありません。
一つの輪から、60個の動物の原型がとれ、熟練した職人さんなら1日1500個の原型を作れるそうです。
たしかに、実演中の1時間そこそこで2個の輪をらくらく完成させていました。
1800年ごろこの技術が開発され、他の玩具産地を価格で圧倒し玩具の一大産地になったそうです。

材は、木目のつんだ生木のトウヒ。かつてはその地域に豊富にあった材料ですが、今は隣国まで出かけて行って確保しているそうです。
寒い時期に伐採し、生木のまま地下室に保管して1年間かけて使うようです。日本だとそんなことしたら梅雨時にカビますが、寒い地域なら大丈夫なのでしょう。

お客さんは家族連れが多かったです。実演時には刃物を使い分け切屑をピューと飛ばしながら削る姿に、歓声が上がって。木工旋盤の意外なエンターテインメント性を感じました。

また、このロクロはモーター以外、職人さんの手づくりだそうで良くできています。日本の和式ロクロに似た感じ。刃物台の固定の仕方が、独特で興味ぶかかったです。
また、写真の右端にチラッと映っていますが、グラインダーもついていて、駆動の紐をかけ替えると刃物も研げる優れもの。この仕組みはグリーンウッドワークで使う足踏みろくろにも応用できそうな予感がしました。

木工旋盤好きとしては、もっといろいろ聞きたかったのですが、他のお客さんの手前自制していましたが、最後人もまばらになったので、チョイチョイ聞いていたら、特別にDVDを頂きました。たまにはしつこく聞くのも大事ですね。
帰ってから見たらドイツのテレビ局が制作した仕事紹介のドキュメント番組でした。

このロクロで原型を作った後は一つひとつ手作業で削り、塗って動物に仕上げていく工程になります。なので、いくら早く原型ができても手間がかかるので大量生産といっても限りがあります。

ほぼロクロの話しか書いていませんが、メインの催し「ヨーロッパの木の玩具展」も非常に面白く、12時に会場に着いて17:30までいたのですが、全然飽きませんでした。その間90分の実演を2回見ましたが。^^;
会期は9/3日までだそうなので、おススメです。

2017年6月22日木曜日

グリーンウッドワーク研究所 ホームページ



グリーンウッドワーク研究所のホームページを作りました。
https://greenwoodworklab.jimdo.com/
今後、技術的なことはこちらにアップしていこうと思います。グリーンウッドワークの疑問、質問などありましたら是非。よろしくお願いします。